「自分は自分」、「他人は他人」と教えられてきましたが・・・
波動を整えることの重要性
スピリチュアルの能力を発揮するためには「ご自身の波動を整える」ことが絶対に不可欠です。その波動を整えるためには心を良い状態に保つ必要があります。執着にまみれた心のまま、小手先の技術をたくさん修得したところで使いこなせるはずがありません。ボロボロの基礎の上に豪邸を建てるようなものなのです。正に砂上の楼閣です。
ここでは、波動を整えるための心のありようについて書いています。
「自分は自分」、「他人は他人」で良いのですか?
「自分は自分、他人は他人なのだから、自分の道を進めば良いのだ」というふうに教わってきた方が多いと思います。私もそのように教わりました。
人間は自分を特別な存在だと認識しています。そのために、言動の前に必ず「私は・・・」という感情や言葉が入るのです。
その結果、どうなるでしょう。
自分が特別な存在として認識するからこそ問題が生じるのです。
「私」がいるから「他者」が生じ、その結果、競争や争いといった問題が生じ、人間関係が悪化するのです。それが大きくなったものが戦争なのです。
自分が生きているのは他者のおかげです
しかし、考えてみて欲しいのです。
私が存在していられるのは他者のおかげなのです。
他の生命の存在のおかげで生きていられるのです。
私自身は無信教ですが、それを置いても世界中の宗教で他者を思いやる祈りというのは共通して必ずあるのです。それほどに「やさしさ」というものは大切なのです。生命は互いに助け合わなければ生きてはいかれないのです。
慈悲の気持ちを育てましょう
人が行動する前には、必ず「こうしよう」という心の動きがあります。
ですから、その時点で正しく「慈しみ」の心を持てばすべてが平和なのです。
決して厳しい修行のみが心を育てるわけではありません。
ただ、慈悲の心を育むことでも心は育つのです。
慈悲の心は、他者に対して持てば良いのではありません。他者を思いやるには、まず他者の立場を理解しなければならないのです。そういう意味では、まずは他者よりも自分に対して慈悲の気持ちを持ちましょう。
自分自身に始まり、最期は自分が嫌いな人にも慈悲の気持ちを持ちましょう
まずは自分自身に対して慈悲の心を持ちましょう。
次に自分が親しい人(動物)に対し慈悲の心を持ちましょう。
三番目に、「生きとし生けるもの」に対して慈悲の気持ちを持ちましょう。
最後に、自分が嫌いな人に対して慈悲の気持ちを持ちましょう。