レイキの目的を今一度考えてみよう
今日は、レイキの目的について今一度考えたいと思います。
臼井先生のお弟子さんで、軍医だったと伝えられている林忠次郎先生は、治療家としてレイキの研究をされていました。そのため国内外を問わず、林先生の流れをくむ、ほとんど全てのレイキでは、肉体的な不調に対し手当てで治したり、癒したりすることをレイキの目的として伝えられています。
しかし、臼井霊気療法学会の霊気療法のしおりには、臼井霊気本来の目的が記されています。それは以下のようなものです。
「自己の心身練磨向上を図りながら、自他の健康の保持と、家庭・社会・国会・世界の平和と繁栄と幸福を増進させること」
また、臼井先生の教えを唯一知ることができる、霊気療法必携という資料には、以下のように記されています。
「心が誠の道に適い、健全であれば肉体は、自ら壮健になります。かくして霊肉一如となって平和と享楽の生涯をまっとうし、傍ら病者を癒し、自他ともに幸福を増進することが、臼井霊気療法の使命であります。」
この2つから私が考えるに、突き詰めると『幸福をUPすること』=「レイキの目的」ということです。
幸福を増進するために、まず取り組まなければならないのは、自分の状態を幸福な状態に高めていくことです。
それは、WHOが定義する「肉体的・精神的・社会的・スピリチュアル的」に健康な状態とも関係していますが、レイキには、手当てやシンボルといった様々な技術や、五戒や明治天皇の御製(ぎょせい)などの心のあり方の両方が元々備わっているのです。
肉体的・精神的に健康な方も、多くの方が知らず知らずのうちに、スピリチュアル的には不健康な状態になっているということを、私のレイキの講座では、オーラリーディングを併用することによって気づいて頂き、浄化や活性化などを体験して頂くことで、スピリチュアル的に健康な状態に変化することをご自身で確認し、効果を実感して頂いています。
類は友を呼ぶというように、自分の波動を調整することで、選択するものや、引き寄せるものが変わってきます。人生が大きく変わるのです。
幸福を増進するために、自他をより最善の状態にもっていく技術がレイキです。
つまり、手当ては目的ではなく、そのための手段でしかないということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
手当てができるようになることを目的にしてしまうと、目の前にある痛みや、問題点、既に起きた現象にとらわれてしまい、根本的な問題を見落としてしまったり、全て手当てで何とかしようとしたりといった発想になりがちです。
幸福を増進することを目的にレイキを学ぶことで、視野が広がり、手当ても、シンボルも、その他の技術も、必要に応じて柔軟に使い分けることができるようになります。
あなたは、何のために、レイキを学びますか?自分が幸福な状態となることが他者の幸福にもつながります。
まずは、レイキに伝えられている色々な技術を使って、自分が幸福な状態となるところから始めてみませんか。